『かすうどん』、通好みのそれはガッツリが確定のときこそ輝く大阪名物!

こんにちは、アンコウです。

今日は大阪観光の初日。「夜はガッツリ行くのは決まっているので、お昼はなるべく身体にやさしいもので夜に備えたい。だけど、せっかく大阪に来たのだからお昼ご飯も大阪らしいものが食べたい!」という要望に応えるべく考えてみました。

その答えは『かすうどん』です。

「あぶらかすって牛のホルモンでしょ、脂っこいんじゃないの?」って思われる方もいるかも知れませんが、そんなことないんです。今回は大阪の知る人ぞ知る名物料理、『かすうどん』をおすすめしていこうと思います。

  • 「大阪観光は夜がメインだぜっ!」って思っているけど、お昼も無駄にしたくない人
  • 「昨日は食べすぎた…」でもまだ大阪名物を食べきれていないんだって人

『かすうどん』とは

最近は認知度も高くなってきたと思いますが、『かすうどん』をご存じない方のため、簡単に『かすうどん』とは何かをここで紹介しておきます。『かすうどん』とは、その名のとおり、「あぶらかす」の入ったうどんのことを指し、河内が発祥と言われています。

ここでいう「あぶらかす」とは保存のことなども踏まえ、牛の小腸をラードでカラカラに揚げたもので、大阪ではもつ鍋のトッピングなどでも見かけます。揚げていることもあり、表面はカリッとしつつ、中には弾力があり食感が楽しいです。うどんや鍋などにいれると脂身からコクが出てうまいのです。

なぜ『かすうどん』をすすめるのか?

値段

大阪の名物はわりと安くておいしいものが多いですが、それでもサイドメニューなど頼んでいくとそれなりの値段になります。その点、『かすうどん』はいろいろなトッピングを加えたり、他のメニューを追加しても1000円も出せばかなり満足できる価格面ではピカ一の食べ物だと言えると思います(安いからと言ってここでもガッツリ行き過ぎると夜が大変なので、バランスに注意しましょう)。

夜ガッツリ行くためにもお昼は金額面でもおさめで行くのが賢い選択なのです。

からだにやさしい

これも大阪名物あるあるだと思いますが、結構体にガツンとくる食べ物が多いです。これから立ち向かうであろう大阪名物たちに備えるためにもおうどんで体を休めつつ、おいしい味を堪能できる『かすうどん』はちょうどよい食べ物だと思います。

「あぶらかす」と聞くと脂っこいイメージがあるかもしれませんが、しっかり揚げて余計な脂が落ちているため、ほとんどがコラーゲンです。見た目以上にあっさりいただけます。

やっぱりうまい

見出しの通り、やっぱりうまいのです。あぶらかすから出るうまみとコクが普通のおうどんを上等な一品にしてくれます「あぶらかす」はほかの食材の邪魔をすることが少ないので、かすうどん専門店などではバリエーションも多く、「あぶらかす」の入っているだけのうどんでは満足できないという方もトッピングを加えればボリュームのあるいっぱいを楽しめます。もちろん、梅などでさっぱり楽しむこともできます。

我慢できないすぐ食べたい人は

ゴールデンウィーク中にどうしても食べたい。緊急事態宣言の解除まで待つことなんてできないという人は、通信販売で取り寄せるという手もあります。中にはかすうどん屋さんがそのまま通信販売をしているケースもあるので、興味のある人は検索してみてください。

まとめ

今回は大阪観光を考えている人に向けて、以下の点から『かすうどん』を紹介しました。ここではこれまでの記事のおさらいとアンコウ的解釈を紹介していきます。

記事のおさらい

  • 大阪名物の中でも特に値段が安い
  • 重い食べ物が多い大阪名物の中では体に優しく、観光中の食事の中休みとして使える
  • 他の名物に負けないくらいおいしい
  • 我慢できない人は通販で買ってしまうのも一つの手段

アンコウ的解釈

アンコウが、大阪の『かすうどん』について一言で評価すると以下となります。

通好み系、やさしい型、準名物
「通好み系」…たこ焼き屋やお好み焼きではない「粉もの」。俺は知ってるぜと言いたがるツウな方たちがよく押さえがち。
「優しい型」…うどんだけでなく、名前に反して「あぶらかす」もからだにやさしい。飲んだ次の日にもよい。
「準名物」…名物と言ってもよいと思うが、そうすると大阪は名部づ誰家になるので…。便宜的措置。


『かすうどん』はお肉を余すことなおいしく食べようと考えた先人の知恵から生まれた「あぶらかす」を使ったうどんで、数ある大阪名物の中でも貴重な体に優しい食べ物です。お好み焼きやたこ焼き、串カツなどの大阪名物ほどメジャーではないかも知れませんが、ほかに負けず劣らずおいしいので大阪に来た時はぜひ一度食べてみてください。