なんとなくニュースを見ていると、
阪神が首位から転落、3位になった
との記事が目にとまりました。
ゲーム差を見ると見覚えのないマイナス表記…。
その記事にも簡単な説明がありましたが、
気になったので、はっきりさせてみました。
- プロ野球の順位と勝率について
- ゲーム差の計算とマイナスになる原因
- まとめ
早速見ていきましょう!
プロ野球の順位と勝率について
現在、プロ野球の順位は各球団の勝率で
決定しているとのことです。
このとき、引き分けは勝ちにも負けにも
カウントしないとのことです。
勝率の計算式は以下のとおり
引き分けを含みませんから
“勝率≠勝利数/試合数”であることに
注意しておきましょう。
ゲーム差の計算とマイナスになる原因
続いてゲーム差についてです。
こちらは勝利数から敗戦数を引いた値を
上位と下位でどれだけ離れているか求め、
2で割った値です。
パッと見たかぎりでは、どちらも勝利数が
多いと有利に思えますが、
これまでに消化している試合数に開きがある場合や
引き分けが多い場合に、勝率が上下するため、
このような結果となるとのことです。
実際、今回のペナントレースではコロナ禍の影響で
延長戦が行われずに引き分けが多くなった影響で
このような珍しい結果が出ているようです。
ちなみに7/29日までの成績から
1位の巨人、3位の阪神の勝率、ゲーム差を
計算すると以下のようになります。
- 巨人:99試合、50勝37敗12分け、勝率.575
- 阪神:99試合55勝41敗3分け、勝率.5729
巨人の勝率 = 50 / (50+37) = 0.574… → .574
阪神の勝率 = 55 / (55+41) = 0.572… → .572
ゲーム差={(50-37)-(55-41)}/ 2 =(23-24)/ 2 =-0.5
まとめ
今回はプロ野球の順位とゲーム差について
調べてみました。
まとめは以下のとおりです。
- プロ野球の順位は“勝率=勝利数/(勝利数+敗戦数)”で決める
- ゲーム差は上位・下位の“勝利数-敗戦数”を比較し、2で割った値で計算している
- 各球団の消化試合数が違ったり、引き分けが多いとゲーム差がマイナスになりやすい
- 今回、阪神のゲーム差がマイナスになったのはコロナ禍で延長戦ができず引き分けが増えたから
プロ野球にもコロナ禍の影響が
目に見えるかたちででてきていることに
ビックリしました。
コロナウィルスの1日も早い収束を
期待するばかりです。